チャイナサロンと、今やNHK出演や多数の著書を持つ新進気鋭の若手書道家、
高宮暉峰先生による夢のコラボレーション企画は、今回で11回目です。
テーマは、「春」です。
「一年之計在于春」、ポーランドやベトナムの方も興味を持っていただき、参加者は企画以来最多の8名になりました。
第一部のお茶、今回は、ちょっと高級な緑茶「明前碧螺春」。
春分から清明節過ぎまでの間に摘む新茶のことを明前茶と言います。「碧螺春」の産地は中国江蘇省太湖の東南にある洞庭山にあり、回りは一年中何らかの果実が実るフルーツの宝庫です。「碧螺春」は果樹園地帯に栽培されていて、 桃や杏、梅や柿といった果樹と交互に植えてあるので果樹が傘代わりになり、 根が果樹と繋がっています。この茶の清々しくフルーティーな香りは、茶葉の発芽期に時を同じくして吹き出した果樹の花の香りが移ったものといわれています。
そして、今回の漢詩は唐の「飲中八仙」の一人とされている詩人、書道家である賀知章が歌った七言絶句「詠柳」をセレクトしました。
中国では、春になると、枝垂れ柳の風景がよく見当たりますが、まさに、あの風景が賀知章の『詠柳』詩なのではないでしょうか。
第二部では、高宮暉峰先生により、書道の基本を紹介していただき、説明後、漢詩の中から自分の好きな漢字を選び、高宮先生のお手本を見ながら、自分の好きな書体で自由に感じるがままに書を書きました。また、左利きのポーランドの方には、難しい平仮名の書き方も指導しました。
書を介して、改めて漢字文化を楽しんでいました。
チャイナサロンと、今やNHK出演や多数の著書を持つ新進気鋭の若手書道家、高宮暉峰先生による夢のコラボレーション企画はもう第10回目です。
今回のテーマは、「冬」
第一部のお茶、今回は、台湾で冬に取り立ての「木柵鉄観音」。
「木柵鉄観音」は、烏龍茶で最高級と言われている中国福建省の安渓鉄観音の製法をそのまま受け継ぎ、台湾の木柵樟湖山(今の台北南里)に栽培されている発酵度40%の烏龍茶。水色は美しいアンズ色で、ほのかな花の香りがする。青茶に含まれる脂肪分解酵素がもっとも多く含まれていると言われ、生活習慣病を気にする年齢の人や、美容を考える女性には大人気のお茶。
木柵鉄観音と紅茶のブレンド茶も一緒に飲んでみました。(以下の写真は参加者が撮影したもの)
そして、今回の漢詩は唐宋八大家と呼ばれている北宋の政治家詩人である王安石が歌った五言絶句「梅花」をセレクトしました。
詩人自分の品格を寒さを凌いでいる梅の花に託し、今の季節にぴったりの一曲でした。
第二部では、高宮暉峰先生により、中国宋時代書道の特徴、特に俗気を脱した黄庭堅の草書を紹介していただきました。
説明後、新しい水書き書道具で、漢詩の中から自分の好きな漢字を選び、高宮先生のお手本を見ながら、自分の好きな書体で自由に感じるがままに書を書きました。
その場で高宮暉峰先生に指導を受けながら、最後は、自分の字を今のシーズンらしい額に書いて完成です。
気持ちを書に託し、自由に筆を振る豪快さを楽しんでいました。
チャイナサロンと、今やNHK出演や多数の著書を持つ新進気鋭の若手書道家、
高宮暉峰先生による夢のコラボレーション企画はもう第8回目です。
今回のテーマは、「夏」
第一部のお茶、今回は、台湾で生産量第2位を誇る「阿里山金萱茶」。
台湾阿里山海抜1000〜1600メートルの茶畑で栽培され、「高山茶」と分類された烏龍茶です。
そして、今回は水出しとお湯出しの飲み比べ。お湯出しのお茶も冷やしてましたが、水出しのほうが美味しくて人気だったのです。
そして、今回の漢詩は南宋四大家と呼ばれている詩人楊万里が歌った七言絶句「小池」をセレクトしました。
小池の周りで早くもトンボが飛ぶ初夏の風景が生き生きと現れていますね
第二部では、高宮暉峰先生による中国宋時代書道の特徴を説明した後、
漢詩の中から自分の好きな漢字を選び、高宮先生のお手本を見ながら、自分の好きな書体で自由に感じるがままに書を書きました。
その場で高宮暉峰先生に指導を受けながら、最後は、自分の字を夏らしい団扇に書き額に入れて完成です。
正しい字ではなく、自分の書きたい字を書く。
みんな真剣に、そして感じるがままに書く書の世界をとても楽しんでいました。
チャイナサロンで例年、忘年会や新年会を開催させていただいている 四川料理の名店 「龍門」 五反田店で
2013年チャイナサロン新年会を開催しました。
今年の新年会は、「龍門」のシェフから、家庭の味、肉まん作りを学びました。
参加者のみなさんが思いを込めて包んだ肉まんは、形は個性的(笑)、しかし味は抜群でした。
1月19日は、旧暦の「臘八節」で、豊穣を祈って旧正月を祝う準備を始める日。
そんな日に、参加してくださった皆さんと一緒に美味しい肉まんを作り、まさに2013年のチャイナサロン開始に相応しい1日となりました。
チャイナサロンと、今やNHK出演や多数の著書を持つ新進気鋭の若手書道家、
高宮暉峰先生による夢のコラボレーション企画、第2弾。
今回のテーマは、「秋」
第一部では、秋の季節にぴったりなお茶(峨眉山)と、中秋の名月に中国では家族全員で食べるという習わしの月餅をいただきなかがら、李白の書いた有名な漢詩「静夜思」をチャイナサロン主幹事の周が朗読。漢詩の意味を知り、当時の李白の気持ちを思い浮かべながら漢詩を聴くと、一気にタイムスリップしたような気持ちになります。
第二部では、高宮暉峰先生による書体、書道での書き方についてのワンポイントレッスン。漢詩に登場した「月」という字を、楷書・行書・草書・臨書・・・など様々な書体で学びました。
同じ「月」でも、書体が違うだけで印象も全く異なります。