イベント報告 : 2014/01/26 五感で感じる漢詩と書道の世界(第10回冬編)
チャイナサロンと、今やNHK出演や多数の著書を持つ新進気鋭の若手書道家、高宮暉峰先生による夢のコラボレーション企画はもう第10回目です。
今回のテーマは、「冬」
第一部のお茶、今回は、台湾で冬に取り立ての「木柵鉄観音」。
「木柵鉄観音」は、烏龍茶で最高級と言われている中国福建省の安渓鉄観音の製法をそのまま受け継ぎ、台湾の木柵樟湖山(今の台北南里)に栽培されている発酵度40%の烏龍茶。水色は美しいアンズ色で、ほのかな花の香りがする。青茶に含まれる脂肪分解酵素がもっとも多く含まれていると言われ、生活習慣病を気にする年齢の人や、美容を考える女性には大人気のお茶。
木柵鉄観音と紅茶のブレンド茶も一緒に飲んでみました。(以下の写真は参加者が撮影したもの)
そして、今回の漢詩は唐宋八大家と呼ばれている北宋の政治家詩人である王安石が歌った五言絶句「梅花」をセレクトしました。
詩人自分の品格を寒さを凌いでいる梅の花に託し、今の季節にぴったりの一曲でした。
第二部では、高宮暉峰先生により、中国宋時代書道の特徴、特に俗気を脱した黄庭堅の草書を紹介していただきました。
説明後、新しい水書き書道具で、漢詩の中から自分の好きな漢字を選び、高宮先生のお手本を見ながら、自分の好きな書体で自由に感じるがままに書を書きました。
その場で高宮暉峰先生に指導を受けながら、最後は、自分の字を今のシーズンらしい額に書いて完成です。
気持ちを書に託し、自由に筆を振る豪快さを楽しんでいました。