2014/09/21 ≪第7回 夏の疲れをリセット 胃腸から元気になる薬膳カレーを作ろう≫

投稿日時 2014-11-7 10:16:07 | トピック: Lala's 薬膳料理教室

9月開催したLala's薬膳料理教室は、【夏の疲れをリセット 胃腸から元気になる薬膳カレーを作ろう!】でした。

意外かもしれませんが、カレーに使われるスパイスの多くは、漢方の生薬と同じものです。たとえば、シナモンは漢方の「桂皮」、香り豊かなグローブは漢方の「丁字」、そして、市販のカレールウの半分を占めているターメリックの正体は、「ウコン」です。

カレーに含まれている生薬スパイスは、胃腸の働きを良くし、体の代謝や免疫力を高め、脳への血流を増やす。ほかにも、抗炎症作用、発汗作用などたくさんの効果があり、体の疲れをリセットして、胃腸を元気にする最強兵器になります。

さらに、今回の教室ではカレースパイス以外に、オリジナル薬膳スパイスも考案しました。一般的なカレーには入っていないけれど、胃腸を元気にすることのできる「食薬」を5つ厳選し、カレースパイスと同様に使えるように、自分で精製し、粉末状にしました。

その中身は、山査子、乾姜、なつめなどです。たとえば、山査子は、元々胃の調子を整える生薬として使われてきました。胃酸の分泌を促進する働きがあるため、消化を助けます。ちなみに、中国では、蜜煮した山査子を竹串に刺した「糖葫芦(タンフール―)」という駄菓子があって、街角でよく売られています。乾姜は、漢方の生薬と同じ精製方法で、生姜を乾姜にしています。乾姜は、生の生姜と比べ、胃腸と体を温める効果が遥かに高いです。冷え性の方にも、大変お勧めします。

今回の薬膳教室では、16名の参加者を迎え、カレーによく使う生薬スパイスの効果を一つずつ確認しながら、講師Lalaが考案したオリジナル薬膳スパイスを自分たちで調合して、家庭でも手軽に作れる2種類の薬膳カレーを一緒に作りました。手作りの薬膳ピクルス、薬膳ブレンド茶、美肌デザートと一緒に、美味しくいただきました。皆さんからの「美味しい♡」の言葉は、何よりのご褒美です♫

国際中医薬膳師 Lala
https://www.facebook.com/yakuzensalonlalastyle

「秋の薬膳ホワイトカレー」】

秋は、「白いもの」を食すべし。秋に乾燥しがちの肺を潤す白い食材(蓮根、山芋など)を選び、見た目も真っ白な薬膳ホワイトカレーです。

市販のカレールーを使わず、胃腸の調子を整えるオリジナル薬膳スパイス(山査子、なつめ、生姜など)を調合し、さらに、ある秘密兵器を投入することで、味も食感もしっかりと“カレー”になりました。

その秘密兵器、実は、山芋です。山芋のネバネバ成分「ムチン」です。ムチンは、タンパク質と糖類を結合したもので、胃液や目や気管、腸の表面を潤す粘液の主な成分です。ムチンを取り入れることで、タンパク質を効率よく分解でき、疲労回復に効果があるだけでなく、体の内部の粘膜を保護し、胃腸の調子が整えられます。

「麻婆茄子のドライカレー」

意外かもしれませんが、豆板醤はカレースパイスとの相性が良いです。茄子やトウモロコシなどの夏野菜は体を冷やしがちですが、カレースパイスと合わせれば、冷えない体づくりに役に立ちます。

余談ですが、「秋茄子は嫁に食わすな」ということわざがあります。美味しい秋茄子を憎き嫁に食わしたくないという説もあれば、涼性の茄子が体を冷やすので、大切なお嫁さんに食わすなという意味もあるようです。しかし、このレシピのように、薬膳カレースパイスと合わせれば、体を冷やす心配がないので、「秋茄子は、カレーにして、嫁に食わせよ」ということわざに変わるのかもしれませんね(笑)。

「薬膳ピクルス」

カレーにも使える薬膳スパイスと紹興酒を使い、いつもと一味違う薬膳ピクルスに仕上げました。どんな野菜でも合ってしまう万能漬けだれです。
せっかくなので、パプリカ、きゅうり、アスパラ、カリフラワーなどの王道野菜以外に、ピクルスにはちょっと珍しい、ごぼう、茗荷、四角豆(沖縄野菜、断面が手裏剣のような菱形)、茨城県の友人から頂いたガーキンメロントリア(メキシコ原産のかわいいキュウリ)も入っています。

「ルビータピオカの美肌杏仁豆腐」

中国スィツーの定番である杏仁豆腐ですが、杏仁とは、杏子の種のことで、肺を潤す効果が非常に高いため、乾燥する秋に、一番食べてほしいです。ハイビスカスの液で真っ赤に染めたタピオカと合わせ、見た目も爽やかな一品に。

「金銀花枸杞茶」

金銀花は、スイカズラの蕾のことです。一つの枝に白い花と黄色い花が同時に咲くことがあるので、中国では金銀花と呼ばれています(ここは、さすが中国ですね!)。この金銀花は、抗菌作用、抗ウィルス作用が高く、急性腸炎や細菌性の下痢、風邪による発熱、喉の痛みに効果があります。
抗菌作用の金銀花と目に良い枸杞と合わせえた薬膳茶は、風邪が流行るこれからの季節にぴったりです。すっきりとした味で、大変飲みやすいお茶です。



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