コンピュータやインターネットのおかげで、中国語学習もずいぶんと便利になっています。僕自身も、色々なサービスを探して役立ててきました。ある意味、便利ツールを探すことのほうが主目的になってしまって、あまり勉強が進んでいないような気がするくらいです。 というわけで、せっかく集めた情報なので、皆様に公開したいと思います。
Chinesepod (ヒアリング強化、PODCAST)
Chinesepod( http://www.chinesepod.com/ )は、ヒアリングを強化したい全ての中国語学習者にオススメのサービスです。1レッスンは10分強。各回のテーマに沿ってKenやJenny(中国人)達の繰り広げる軽妙な英語&中国語の会話を聞いていると、日常会話で使う色々な表現を自然と体得することができます。 英語?? そうなんです。残念ながら、このサービスは日本人向けではありません。でも、大丈夫。中級以上(中高級、高級を含めて)は、ほとんど中国語でしゃべっているので、英語は出てきません。また、中級であれば中級レベルに合わせた中国語でしゃべっているので、大体の意味は理解することができます。 逆に初級やNewbie(初学者向け)のレッスンでは、英語による解説が中心となっています。英語力に自信のある人は、これらのコースで一挙両得?を目指すのもよいかもしれません。 これらのサービスは、基本的に無料です。ホームページ上の「Listen」ボタンを押してパソコンでレッスンを聞くこともできますし、ipod等のポータブルプレイヤーを持っていれば外出先でいつでも聞くことができます。podcastなので、ipodへのデータ連携はとっても簡単です。 意外と知られていないことですが、chineespodのmp3(音声)データには、「歌詞」としてレッスンテーマの中国語文章とそのピンインが埋め込まれています。だから、ipodで中央ボタンを3回ほどクリックすればテキストが画面に表示されます。ほんとに便利ですよ。 ちなみに、米TIME誌の「2006年Podcastベスト10」にも選ばれたようです。世界で注目されている学習コンテンツですね。
POP辞書 (ホームページのマウスオーバー辞書)
pop辞書( http://www.popjisyo.com/ )は、中国語ホームページを見るときに絶対に欠かせないツールです。百聞は一見に如かず。試してみれば、いっぺんでその便利さがわかります。ホームページ上でわからない単語があれば、その単語にマウスカーソル(矢印)を近づけるだけで、その意味(訳語)が表示されるのです。また、それぞれの語のピンインも表示されます。 世界中のどのページでも、このPOP辞書を通して見ることによってマウスオーバー翻訳を実現することができます。POP辞書は中国語だけでなく、英語、韓国語、ドイツ語、スペイン語等に対応しています。唯一残念なのは、中国語に関しては「中→英」にしか対応しておらず、「中→日」変換ができないことです。でも、英語も比較的易しい単語で表記されるので、なんとなく意味は分かると思います。
北辞郎 (新語に強いユーザ登録型辞書)
北辞郎( http://www.ctrans.org/cjdic/ )は、ユーザによる登録を寄せ集めた集大成的な辞書で、現在10万語以上の語彙が登録されています。 電子的な辞書の定番としては、Excite辞書に代表されるWeb辞書や各種電子辞書がありますが、これらに共通するのは登録データがとても「古い」ということです。著作権の関係ということでしょうが、中国語学習者にとっては本当に頭の痛い問題ですよね。 そんな中で、北辞郎では新しい語彙を中心に収録が進められています。インターネット関連の語彙も、大体載っているのではないでしょうか。例えば、「博客:blog」や「播客:podcast」等の新語も問題なく載っています。逆に、普通の辞書にあるような一般名詞は,意外と載っていないことがあります。 定番辞書と使い分けていけば、便利に使えると思います。
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